室元(むろもと)
昭和34年生まれ・江田島市能美町出身
能美町で生まれ育ち、就職も島内の能美町役場に勤務。平成の大合併により、江田島市役所に勤務先の名称がかわりましたが、大きく変わることなく、定年を迎えました。
定年後も自治に携わりながら、みかん等の柑橘、ブルーベリー栽培、各種野菜を生産しています。
拾得創始者の下西の要望により、2021年7月より拾得の代表になり、フィンガーライムの生産にも取り組んでいます。
家でみかんを栽培していたので、農業歴はもう50年を越えました(笑)と言っても、みかん栽培も昔と随分かわっています。
まず、品種も様々なものができて、昔とくらべて、随分美味しい品種ができています。私はその中で美味しいと思った、『いしじ』という”みかん”と柑橘の女王と呼ばれる『せとか』をメインで生産しています。
作業に関しては『せとか』がハウス栽培であったり、ひと手間ふた手間増えていますが、美味しいものができるので楽しく作業しています。
下西 孝(したにし たかし)
昭和34年生まれ・江田島市出身
18歳の時に島を出て、ふと降り立った京都をはじめ、静岡や東京ほか日本国内を転々とした後、昭和62年、単身アメリカに渡り、ニューヨーク、ワシントンDCの日本料理店にて勤務。
帰国後、東京原宿でのイタリアンのシェフをはじめ、日本各地で様々な仕事・アルバイトをして開店資金を貯め、広島市南区段原町にてイタリアンレストラン「サグラダファミリア」を平成元年にオープン。
7年後、さらなる探求のため、好調だったお店を人に譲り、ニュージーランドへ渡航。
帰国後の平成13年、同じく段原町にてイタリアンの「Buono Buono」をオープン。平成20年島に戻り、かつての料理人としての経験を生かした野菜づくりを始める。
私の生まれ育った島、江田島市は広島市の南に位置し、瀬戸内海の温暖な気候の自然豊かな島です。
若いころは同世代の人々と同じく都会に憧れ、そしてアメリカに憧れて、長年に渡って島を離れて暮らしていました。
料理の世界に入ると、料理の腕を上げることに精進する日々、そして美味しい食材、新鮮で良質な食材を求める日々。
そんな日々の中、自分の身近なところにすばらしい環境があることにふと気づきました。
自然栽培にこだわり、美味しい野菜を作ってみたい。そしてその野菜を使った美味しい料理を味わって頂きたい。
そんな思いを実現するために、島に戻って野菜作りを始めました。
美味しくて彩り豊かな野菜作り。一流のシェフにも認められるような野菜をつくるために試行錯誤の日々が続きましたが、徐々に取引先も増え、そしてフィンガーライムの栽培にも成功し、安定供給もできるようになりました。
できるだけ農薬を使わない自然派栽培。美味しくて彩り豊かな野菜たちをぜひ、ご賞味ください。